貸切ツアーリポート November, 2018

プチ秋晴れの11月、JR三ノ宮駅でパシャリ!笑顔の素敵な仲良し3人組マダムに貸切っていただきました。

 

R(リポーター):これから3時間貸切ツアー宜しくお願いします。

 

P(乗客):宜しくお願いしま~す。まずは再度谷のレストラン・ヴィラージュへお願いします。魅惑の山間フレンチ楽しみです。

 

D(ドライバー):こちらこそ宜しくお願いします。険しい道を20分ほど登りますので、酔わないようにゆっくり上がって参ります。

D:せっかくなんで少し三宮界隈をご案内しながら参りましょう。

フラワーロードをスムーズに滑り出し、北野坂方面へ

 

D:ここは北野坂です。左にジャズで有名なソネがあります。右にはダルビッシュのお父さんが作ったダルビッシュミュージアム。正面に見えるのが風見鶏の館です。

 

R:前職、(ドライバーは)旅行業だったから、手馴れてます。

 

P:なるほど、どうりで・・・

ドライバーは旅行会社を経営していた方で、説明する流れがやっぱり上手です。いろんなことを知っててすごく勉強になります。

 

さて、いよいよ山道です。神戸三宮は海に山が迫ってます。市街地からいきなり急坂のワインディングロードに入ります。このメリハリある地形も他には無い神戸の魅力です。

 

しばらく行くと分かれ道で舗装されていない本格的な山道へ。デコボコをかわしながらゆっくりがけから落ちないように・・・

ゆっくりゆっくり30分弱で到着です。紅葉が絶妙のタイミングに来ることが出来ました。舌に、目に、2度おいしい!

本日の第一の目的ランチスポットはレストラン・ヴィラージュ。内庭の地面にも赤い絨毯を敷き詰めたようになっていて、お客様もはしゃぎ気味です。

いちいちオシャレで雰囲気があります。

でも、この前の台風で停電に悩まされて、移転を余儀なくされたとか・・この筆舌に尽くしがたい雰囲気が・・・もったいない・・・・

隣りにはこれまた雰囲気のあるカフェ。ハイキングの道すがら一服中のおっとり柴犬がカメラ目線くれましたのでパシャリ!

奥の行き止まりにこれがありました。ドライバー曰く、この一角すべてのオーナーが世界的ジャズピアニストの小曽根真のお父さん(もジャズピアニスト)と神戸でよくセッションしたトランペッターだそうです。鯰學舎は昔知事の隠れ家だったとも・・ほんまに物知りです。

色とりどりの紅葉

鬱蒼とした森

あの賑やかな街三宮から車ですぐの所とは思えない静寂と自然が楽しめます。

お客様のお食事の間にドライバーに話を伺いました。

R:どうしてこの辺の事を良くご存じなんですか?さっきのレストランのオーナーとも顔なじみのようで・・・

 

D:ちょっと前までは三宮の自宅から犬を連れて布引や再度山ハイキングをしてました。このあたりも一服入れるスポットだったので、色々と話を伺う機会がありました。

 

R:旅行業の仕事柄、そういう情報収集は自然なことなんでしょうね。

 

D:それもありますが、そもそも好奇心旺盛で、旅行会社の後も酒蔵など関心があるところで仕事して見聞を広めてきました。

 

R:タクシーの仕事に就いたのもやはり好奇心ですか。

 

D:この仕事はあらゆる価値観の方々と接します。毎日のように新しい考え方に出会いますので、飽きずに続くのかもしれません。

 

タクシーもどんな仕事も自分のペースに取り込んで、無理をせず上手く付き合う、そんな大人の余裕を感じました。

1時間余りおしゃべりとフレンチコースを満喫して、マダムたちが戻ってこられました。溢れんばかりの喜びの笑顔だったので、チーズ、パシャリ!

R:お料理は如何でしたか?

 

P:素晴らしく洗練されていて驚きました。味も申し分なくおいしかったです。阪急六甲に移転したら近くになるのでまた行きます。

 

R:本当みなさん幸せそうで仲もいいですね。

 

P:私たちダンス教室で知り合ってからもう10年近くの仲で、本当に仲良しです。

 

幸せの帰り道も秋の渋色の中に、控えめでいて、でも鮮やかな山川草木が目を楽しませてくれました。

帰りの立ち寄りポイントは定番のヴィーナスブリッジ。神戸市街を一望できます。

少し海風に当って、お散歩とおしゃべりを楽しんだら、次はやはり別腹スイーツ・・・

D:トゥーストゥース、ケーニヒスクローネ、マザームーンカフェ、フロインドリーブ、北野坂スタバいろいろありますよ。

 

P:フロンドリーブにしましょう。

と、着いてみると休日だったので待ち行列が・・クリスマスデコレーションがあったので、ひとまず写真だけパシャリ。

ついに三宮に帰ってきました。さて、次のスイーツポイントは・・・

これまた有名なホテルも一緒になったケーニヒスクローネへ。時間もちょうどになりましたので、お茶して帰ります。と、ここでお別れとなりました。楽しい一日をありがとうございました。

後日、お客様からレストランヴィラージュ店内とお料理の写真をいただきました。山荘なのにサーブボードがあって、洗練された味わい深いフレンチが出てきて、非日常感満載です。