「こんなバカな国が今だにあるということが、僕には信じられない。」ソフトバンクの孫正義社長の先月のある講演での弁です。https://logmi.jp/304632
講演全体を通せば何もこの国に対する恨み節でも何でもない、むしろ世界の行く末に日本国と日本のビジネスがどうあるのかを憂う視点から発せられた慈愛の言葉と捉えるべきでしょう。しかし、今を時めくライドシェア世界シェアトップ4に資本参加する者から見えることは、井の中の蛙には理解できなくて当たり前です。それは分ってるけど、あまりに歯がゆくてバカとも言いたくなるんでしょう。
それで井の中の蛙の一味の我々はというと、ライドシェアに席巻されて、タクシーは要らなくなって、その先も自動運転で運転手さえも要らなくなって・・と神話に恐怖心を煽られて扉を固く閉ざしてしまった。三匹の子豚の時代ならそれで生き延びられた。でも本講演でも何度も語られているプラットフォームの再定義はレンガの家など一瞬で吹き飛ばすパラダイム転換が起こるということなのです。
全員生きるか死ぬかの極論で煽る人がいますが、生命誕生以来様々な試練に対して多様化して生き残る者が生き延びてきた歴史からすると、全員が生き残ることは道理に反します。だからあらゆる可能性を模索して行くべきでしょう。ライドシェアと真っ向戦って討ち死にする者、すり寄って共存を図るも利用されて捨てられる者、一方でタクシーとライドシェアの合いの子やスーパータクシーなどの形で生き残る者も出てくるというものです。そう考えたら経営者の知恵次第ですから、わくわくしてきますよね!
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